もっと温泉を楽しむために知っておきたい温泉マメ知識
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温泉大好きな日本人であっても、温泉に関するマメ知識は意外と知られていません。
温泉の天然成分の違いによる効能や、効果を高める入浴法、お肌に与える美肌効果について知っておくなら、温泉に行く期待も高まることでしょう。
また、大勢の人が入る温泉では、皆が気持ちよく使えるよう守るべきマナーもあります。
もっと温泉を楽しむために、出かける前に温泉についてのマメ知識を身に付けておきましょう。



  

泉質と効能について

誰からも愛される温泉は心身共にリラックスしてくれ、病気の予防や回復、お肌の保湿など様々な効果があります。
温泉に出かけると、たいていは入り口に温泉分析表があり、泉質や天然成分、効能について紹介されています。
気にしないでそのまま温泉に入ってしまうかもしれませんが、どんな天然成分にどのような効能があるかについて知っておくなら、温泉に入るのが楽しみになるでしょう。
炭酸水素塩泉は美肌効果を高め、肌を滑らかにしてくれるので、女性からの人気が高い温泉です。
血行促進により冷え性を改善してくれる効果もあり、デトックス効果も期待できます。
単純温泉は刺激が少ないので、まだ温泉に慣れていない小さいお子さんや高齢の方でも安心して利用できます。
アルカリ性単純泉は、肌の角質を取り除き肌をすべすべにする効果をもっています。
このように、泉質と効能についてのマメ知識について知っておくなら、温泉からより大きな効果が得られそうです。

温泉の正しい入り方

温泉の効果を最大限に高めるために、正しい入り方をすることが必要です。
まず、温泉では汗をかきやすく、長湯をするとのぼせてしまい脱水症状になることもあるので、入浴前には水分補給をしましょう。
入浴前のアルコールの摂取は控え、飲んだ後は1時間以上時間を置いてから入浴しましょう。
入浴する時はまず、心臓から遠い手足からかかり湯をし、その後全身を洗ってから湯船に入ります。
かかり湯をすることで温泉に体を慣れさせることができ、その後の入浴で泉質や温度に体を合わせやすくなります。
温泉に慣れていないと、長時間つかることで体がだるくなるかもしれないので、5分程度入ったら出てまた入るというのを2,3回繰り返します。
次に温泉に入る時は体も慣れてくるので、湯船に入る時間を15分程度に延ばしてゆくことができます。
温泉の天然成分は肌に浸透することで効果を発揮しますので、湯船から出た後はシャワーで洗い流さず、タオルで軽く拭くだけにするのが良いでしょう。

温泉でのマナーについて

最近では外国からの観光客も含め、温泉への人気が高まっていますから、一人一人がマナーを守って温泉を楽しめるようにしましょう。
温泉の湯船は皆が入るものなので、清潔に保つため体をきれいに洗ってから入ります。
髪の毛が長い人はゴムなどでまとめ、抜け毛が湯船の中に落ちないように注意しましょう。
湯船の中にタオルを入れる人も時々見かけますが、タオルは綺麗に見えても雑菌が付着しています。
タオルを湯船に入れたり、湯淵に置いたりしてお湯を汚さないように注意しましょう。
温泉は他の人も楽しめるよう、お友達同士の大声でのおしゃべりや、湯船を独占して使うことなども避けましょう。
体に付いた石けんやシャンプーの泡も良く落とすなど、細かいところまで一人一人が気を配るなら、全ての人が温泉を楽しむことができますね。
よくありがちなマナー違反についても知っておくなら、温泉で恥ずかしい思いをしなくて済むでしょう。

まとめ

温泉の入り方やマナーについてのマメ知識について見てきましたが、効果的な入り方については目的やその日の体調により多少異なるかもしれません。
ダイエットが目的か、デトックス効果を得たいのか、それとも病気予防など特定の効能を期待するかで違ってくるでしょう。
温泉に行く前に、泉質や天然成分についてチェックしてから出かけるなら、より自分に合った入浴方法を見つけられるかもしれませんね。